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空模様

空を見上げて

Posted by チエ on   0 

先日、彗星探索家の木内鶴彦さんの話を聞きにいってきました。

聞きにいくことになったきっかけは実に流れに乗っていて、
おもしろい話なのですが、まぁ、これについては割愛。
波乗りはしたことがありませんが、波にうまく乗れると
勢いがついてぐんぐんと進んでいく感じがあると聞きます。
物事の流れに乗るのも、これによく似ているのではないかと思います。



木内さんは、1992年9月にスイフト・タットル彗星を再発見して
一躍有名になった方。
このスイフト・タットル彗星は西暦2126年に地球に衝突すると
計算されていて、それをもとにできた映画が
ディープ・インパクトやアルマゲドンなのだそうな。

スイフト・タットル彗星は、ペルセウス流星群の母天体。
この流星群は地球がスイフト・タットル彗星の軌道を横切る時に
彗星によって撒き散らかされた塵の輝きが見える現象。
2001年にエサレン研究所を訪れた際に、
おびただしい数の流星をみました。
しし座流星群の極大の年。
あれも彗星の塵だったのだなぁ。
2002年、スイフト・タットル彗星は地球に最接近していたのね。
しかも、次回帰である2126年には塵をまき散らすどころかぶつかるとな。

しかし、それ以前に近い未来
地球は、滅んでしまうかもしれない
と木内さんはおっしゃいました。

というのも、過労働のストレスにより
木内さんは20代の頃、一度原因不明で死亡して(その後病名は判明。)
その死んでいる間に、宇宙の始まりから終わりまでを見てきたそうなのです。
死亡診断されてその後蘇生とカルテに記されている
国内唯一の例なのだそうですが
その死んでいる30分の間に見てきたことから
宇宙の未来、その可能性を
木内さんは全国各地をまわって伝えています。

私は今時のエコライフやロハスなどの動きがどうも苦手なのですが
(あの、ブームにのせようとする感、のせられる感がどうも・・・
自ずと腰が引けます。)
実は、大学を受験する際に農学部を選んだのは
環境保護のことを学びたかったというのが本当なのです。
(今の時代の流れを先取っていたと言えば聞こえはいいのですが
けれども、あさはかな高校生だったので、選択学科を誤り
そういうところからは外れていくのです。結局最後には食品微生物を専攻して
興味深いミクロな世界をのぞかせてもらいました。)

ロハスだ、エコだと叫ぶ声には耳を傾けない私なのですが、木内さんが
「CO2増加で温暖化が問題なのではなくて、呼吸困難になることのほうが問題だ。
夜の明かりが多すぎる光の害で、植物が近い将来枯れていく。
植物が枯れていくことは、つまり動物も生息していけなくなるということだ。」
とおっしゃる、そのことばには「なんとかならないものか」と思ったりします。



木内さんが死んでいる間に見てきたことは
本当なのかどうか、証明するものは何もありません。
けれども、私は、きっとそうなんだろうなと思っています。

人は死ぬと、肉体を抜け出て「意識」だけになるといいます。
この宇宙は膨大な意識の集まりから始まっているといいます。


私は数年前につきあっていた人を亡くました。
それはあまりに突然なできごとでした。
ある日、彼からのメッセージがあるよ
と伝えてくれた友人がいました。
その友人には、死者とコンタクトをとれる友人がいて
メッセージは、その人を通じて伝えてくれたのでした。
そんなことができるのだ
と私はその人に会いにいき、彼と話をすることにしました。

もちろん声はその人のものなのですが
口から出てくることばは、亡くなった彼のものでした。

「気づいたら、肉体を離れていて
戻ろうと思っても戻れなかったんだ。
自分の周りにいる人に話しかけてみるんだけれど
誰も気づいてくれないんだ。」

彼が言っていたことと
木内さんが話していたことは
とても合致していて
ああ、やっぱり人間は肉体として「死」を迎えても
意識は残るのだなと私はすんなり信じられるのです。
(亡くなった彼は、こちらが拍子抜けするぐらいお気楽で笑えました。)


マッサージをしたいと思ってから今に至るまで
そうでありたいと思ったことが現実になり続けている私は
本当に心の奥底からなにかを願っている「私」がいるからこそ
この現実が今目の前にあるのだと感じています。
だから、この宇宙は「意識」からはじまっている、と仰ることにも
合点がいくのです。

この、「本当に心の奥底から願っている私」が
木内さんが言うところの「意識」で
いわゆる私たちが本能とか、「無意識」と呼んでいるもののことなんだろうな
と考えています。

意識が無意識で、と
ちょっとややこしい書き方で、何のことかさっぱりわからない人もいるかと思います。
眉唾だ、と思う方もおられると思います。

私の書いた文章では
うまく伝わらないかもしれません。
木内さんが話してくださったことは、時計の針が2時間分進む中で
木内さんの御年50数年分と
宇宙のはじまりからおわりまで、と実に膨大で
超ハイスピードだったので、今日は私の頭に残ったことだけを書きました。
ここまで読んでくださって、なおかつご興味がある方は
この本を読んでみてください。

生き方は星空が教えてくれる生き方は星空が教えてくれる
(2003/04)
木内 鶴彦

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誰かのために
というのではなく
自分のためだと
気づいたマッサージの時と同じように
地球のためだけではなく
私自身のために。

地球に美しくあってほしいと心から願っています。

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