空模様

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted by チエ on  | 

夢の中へ

独立数学研究者、森田真生さんと能楽師安田登さんのトークライブが
東中野の梅若能楽学院会館でおこなわれた。
あこがれのおふたりがおなじ壇上にあがるのだから
いかない手はない。
http://suiohsha.jp/doks/choreographlife.html

森田さんの話は、エキサイティング。
彼の姿を見ているだけでわくわくする。
話していることが楽しくてたまらないということが
彼の顔やからだの動きで伝わってくる。
http://choreographlife.jp/

安田さんも、広尾で寺子屋を主宰されていて
能の話、甲骨文字、論語の話をしてくださる。
著書「身体感覚で『論語』を読みなおす」は
読むたびにあたらしい発見がある。
安田さんの存在自体が福袋のようだ。
何が入っているのか、あけてみたくてたまらない。
http://www.watowa.net/


お二人のような話が、教育の現場で
普通に聴けるといいのに。


まず、トークライブは森田さんのお話から始まった。
学生時代、数学が嫌いだった人ほど彼の話に夢中になる。

Mathematics is the study of quantity, structure, space and change.
The word“mathematics”comes from the Greek μάθημα (máthema)
meaning “science, knowledge, or learning”
and μαθηματικός (mathematikós) meaning “fond of learning.
It is often abbreviated maths in Commonwealth English
and math in American English.
Mathematics - Wikipedia, the free encyclopedia


日本語で「数学」と訳される「mathematics」の語源は
「学ぶことができるもの=mathema」だとwikipediaにある。
mathematics=数学という学問は、大別されると98分野、
そのうち名前の通り、数に関わるのは実際には1分野だとか。
mathematicsを数学としたのは、誤訳といってもいい。
そしてその誤訳のおかげで、数学が多くの人にとって
つまらないものとなってしまった。


毎回、話の導入に出てくるのは、岡潔さんとマイクメイさんの話。
聴くたびにあたらしく感じることがある。

「人はみたいようにみる。この世は、見たいようにしか見えない」
ということばを最近いろんな人が言っている。
確かに、そうだと思う。
でも、視覚があるならば、
目に映るものはどの人にもおなじようにうつるのでは。
見たいように見る、実際にそれはどういうことなんだろうと昨日も考えていた。
そこで出てくるのがマイクメイさんの話だ。
3歳の時に視力を失い、46歳までを全盲ですごした男性。
46歳の時に手術によって視力を取り戻す。
けれども、彼には何も見えないままだった。
網膜に刺激が届いている。実際には、目には映っている。
けれども、それらを認識できない。
彼がみるものは、光が散乱する混沌とした世界だった。
光の散乱、ノイズ。
それをカタチとして認識できるのは、これまでの脳の学習あってこそ。
学習により、あらかじめ予期しているから。
「こういうものだ」という脳の認識=信念が、
目に映るものをカタチとして私たちにみせているのだ。
そうか。だから、人は見たいようにしか、この世界を見ることができないんだ。
逆に、ありのままをみる、というのはムズカシイこと。
これまでの経験がジャマをする。
脳にある情報をリセットして、あらたなる情報を上書きする。
洗い流す。これって、いわゆる洗脳。
自己啓発とかでも使われる手法だし、
ちょっと前に騒がれたホ・オポノポノもそうだし、気功でも使う。
世間で流布されている情報もそう。
どんな情報を、自分の脳に上書きするのか。自分をどう編集するのか。

森田さんは、
「数学」とは「はじめから知っていることを知ること」
だとおっしゃった。
「90% of life is just being there.」
というウディ・アレンのことばを最後に私たちに紹介した。
いきていることのほとんどは、そこにいるというだけ。
のこり、問い続けることで外側とつながる、と。
いきているあいだ続く、終わりなき問い。
森田さんが敬愛する数学者の岡潔さんは
「数学とは情緒である」ということばを遺している。
私も学生時代に、数学に対してそんな片鱗を少しでも
感じることができていたのなら、と思う。
思い込んできたことを、こうしてゆっくりゆっくり
剥がし落とす作業が続く。

数学とは、人生を考えるそのもの、であるし
どんな学びもそうであるもの。
学生時代に教わってきたことはなんだったのか
と振り返りつつも、これまでのことはもはやさておき、
刷新の日々である。


最後になってしまったが、
安田さんが能舞台上で、夏目漱石「夢十夜」の朗詠してくださった。
槻宅さんの笛の音で異界へ誘われ、頭がクラクラした。
圧倒された。
見えなかった扉がひらく。
それまでなかった穴があく。
そこは真っ暗闇でこわいのだけれど
誘われたらついていきそうだった。


また、能舞台で、ヘッドセットマイクをつけ
落ちつきなくウロウロと歩きながら話す森田さんは、
新手のアイドルのように見えた。キラキラ笑顔だし。
私のなかで、嵐の大野くんと森田さんはよく似てる(前も書いたけど)。
森田さんがすごい早口で数学について語る時と、
大野くんがキレある動きで踊る時と。 集中する横顔。
こどものようであり、凛々しい青年であり。

知覚とは外界からのデータに制約された夢であり
夢とは制約から解放された知覚である

スポンサーサイト
Category : いつものこと
Posted by チエ on  | 2 comments 

1〜2月上旬のスケジュール

◎京都スケジュール

1月末から、以下の日程で京都に帰ります。

ご都合の合う方、
お会いできましたら
うれしいです。

1月29日 終日予約可
1月30日 午前予約済 午後5時以降予約可
1月31日 終日予約可
2月01日 脱力乃回(@per me
2月02日 終日予約済
2月03日 終日予約済

(1月11日現在の状況です。
以降は、http://slowbody.p1.bindsite.jp/kyoto.html
で参照くださいませ。)


◎練馬気功のひろばご案内


・2013年2月11日(月・祝日) 午後3時から5時まで
・2013年3月10日(日)    午後3時から5時まで

詳細はこちらです。
http://slowbodyqoo.blog110.fc2.com/


Posted by チエ on  | 0 comments 
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。