空模様

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted by チエ on  | 

おいしい酒とつまみがあれば

昨日、仕事をさせてもらっていた小料理屋
「たま絵」が閉店となった。

2年と3ヶ月。
本当にいい勉強をさせてもらったと思う。



4年ほど前。
次にしたいことは?と問われた時に
料理の勉強がしたいので
小料理屋で働いてみたいと答えた。

チェーンの居酒屋ではなく
食べるものもお酒もおいしい店。

そう答えたものの
行動もおこさず、数年が経った。

2年前の4月に
気功協会で作業をすませた後、天野先生一家に
連れて行ってもらった店が、「たま絵」だった。
天野先生たちも知ってはいたけれど、入るのは初めてだと仰っていた。

おかみさんが一人。
カウンターにお客さんが数名。
私たちは座敷に通された。
はじめに頼んだものもはっきり覚えている。
ビールとするめの天ぷら、ポテトサラダとだし巻き卵。
どれもこれも、みんなおいしかった。

この店、いいな。
そう思って、トイレに立ったら
壁に「週一日バイト募集」と張り紙があるのが目に入った。
あ、これは私が探していた店だと直感的に思ったが
おかみさんには、その場で問い合わせることはせず
胸のドキドキを鎮めて、2日後に電話をかけた。

この辺りのことは何度も書いてるので、
聞き飽きた方も多いかと思う。


料理は、少しはできる方だと思っていたけれど
仕事をさせてもらうようになって
前言撤回、何にもできなくてごめんなさい
という気持ちに何度もなった。
「料理ができる」というのは
集中する注文を、いかに効率よくさばいていくか
ということも含まれる。
段取りよくする、ということは行程が瞬時に頭の中で描くことができる
ということだ。
誰かが欲する先を読んで、動いていくということだ。
はじめは闇雲で、先の行動が何一つ読めずに
何度も落ち込んで帰路についた。

女将さんであるたまえさんのことばはいつも素っ気ないけれど
この人は、すべて料理に気持ちを込めているのだなぁと思う。
例えば、野菜は自然食品の店で仕入れていたり
ポテトサラダのじゃがいもは裏ごしという作業が入っていたり
ダシをとるのも、半端ではない昆布の大きさとかつおぶしの量。
単純に、おいしい
ということだけではなくて
来てくださった方々に煩わしい思いをさせることがないように
実はとても細かい仕事が施されている一品たち。
こんな店は他にはないと思う。
そして、私はこの店で
本当においしい日本酒のことを知った。
有名なお酒はあまり置いていないけれど
小さな蔵の、丁寧に造られた日本酒は
これはきっと神様が作ったものだと思わせてもらえる味だった。

そしてそんなお酒たちを
日本酒が好きだと公言しながらも、実のところはよく知らない
かつての自分のような人たちに勧めることができて
「わ。こんなおいしい日本酒があるんだね!」と
表情が変わる瞬間に立ち会えることも、楽しいことだった。


マッサージは生業だと思っているけれど
私が興味があるのはマッサージの技術だけではなく
ボディワーク系のワークショップなどに参加するのは
もうこれ以上はいいなと思っている。
共通するのは、ホスピタリティ。
日本語で「おもてなし」。
そうそう。
私のやりたい仕事は「人をもてなすこと全般」なんだと
あらためて思う。



「学ぶ」という意味では、まだまだ覚えることはたくさんあったのだけれど
このタイミングで、この仕事を終えることができるというのは
きっと、私にとってもちょうどよいことなのだと思う。
次はまたどこかでバイトするの?
とお客さんたちにはよく聞かれるが
私にとっては、これ以上の店はないと思うので
ある意味「卒業」なんだなと思う。



7月に入って、この店が終わることを知ったお客さんたちで
店は連日大にぎわい。
毎日、お祭り騒ぎだった。
18日で一般営業は終わり、
21、22、23日と常連さんたちのための感謝祭。
特に最後の日は、通常の閉店時間を超えても
みんな帰ろうとしないし、私も最終電車の時間を気にせず居残った。
本当に終わるのだなと思う反面、まだ今ひとつピンと来ていないのだけれど
これからもう火曜日に高槻に行くこともなくなるわけで
行かなくなって、「なんだか何かが足りない」という気持ちになるような気がする。
ここで出会えた人たちとももう会えないと思うとさみしい。
ここは、人とお酒が出会う場だった。
何もかもがすてきだった。


たま絵で出会えたもの、すべてに感謝。
ここでの経験は私の宝物であり、財産だ。
何度思い返しても、この店と出会えたことは
私にとって必然的だ。
ありがたい
という気持ちしか浮かんでこない。




20090723-R0017930.jpg

日替わりのスタッフとたまえさん。
初めて全員でキッチンに立つ。
常連のイケミチコさんの描いたバラのTシャツを
たまえさんがみんなにプレゼントとしてくれたので
3日間の感謝祭ではみんなで制服として着用。
私だけ、ノースリーブで、妙にたくましい・・・。

20090723-R0017901.jpg



20090723-R0017891.jpg

最後まで本当にお世話になったたにぐちさんとあべさん。
どうもありがとうございました。
二人が酒を酌み交わすのが、またすてき。
写真出してよかったかしら。
これからもどうぞよろしく。

20090723-R0017887.jpg

酒屋の宮脇さん。
いつもおいしいお酒を提供してくださってありがとう。
また、ご一緒に飲みましょう。




高槻は、楽しい街だった。
大阪と京都の間に挟まれ
特急もとまって駅前には百貨店もあるのだけれど
少し離れると畑もたんぼもある。
大阪や京都に出ずともすべてがここで事足る街。
独特の文化を築き、おもしろい人もたくさんいる。

けれども、
はじめにたま絵に出会うきっかけとなった
気功協会も、奇しくも7月22日で事務所が
高槻から京都へ移転となり
長い間、縁のあった高槻と少し距離ができる。


いろんなことが切り替わるタイミングなんだな。
すべてが、ちょうどよいところへ
と動いていく。

流れに身を預ける。

ちゃんといくべきところに行けるんだ
と思わせてもらえた
この街にも感謝を。

本当にありがとう。


スポンサーサイト
Category : お酒のこと
Posted by チエ on  | 2 comments 

おいしい酒とつまみがあれば。

どういう経緯でたどり着いたのかまるで記憶にないのだが
上京にある「山岡酒店」という店で、毎月地ビールの会と日本酒の会
というのが開かれているという情報を半年ほど前にmixiの中で見つけて
いつか行くのだとチャンスをうかがっていた。

先日、14日にそのチャンスが巡って来て
山岡酒店の主にメッセージを送ると
参加者は今のところ私一人だけれどどうぞいらしてください
と返事がきて、うきうきとして出かけてきた。

冷と燗で3種ずつ。
店内で販売されている元気な野菜たちをつかった酒肴も用意されて
なんとも贅沢な時間を味わった。

写真を撮るのをすっかり忘れていたけれど
店奥には、立ち飲みの一角が残されており
その風情がたまらなくいいのだ。

・賀茂鶴の純米
・福光の黒麹仕込み
・百楽門 どぶろく

黒麹仕込みは日本酒にはとても珍しくて
クエン酸の酸味をわずかに感じる楽しいお酒。
冷やでの個性を楽しみたい。
どぶろくは、スルスル飲めて実に危険。

最後は「日本酒の会」なのに、coedoブリュワリーのビールbeniakaを
冷蔵保存したものと、燗したものを出してくださった。
coedoシリーズは京都駅前の伊勢丹suvacoでも販売されていて
おいしいなぁと思っていたけれど、beniakaはお初。
冷たいままだとほのかに紅芋の香りが楽しめる。
ビールを燗で飲むなんてはじめてだったけれど
ホップの香りが活きて実にうまいー。

帰りは、日本酒ではなく、葉付きの人参と大根を購入。
昨夜、仕事が終わってからイロイロ作りはじめたらとまらなくなった。
鍋いっぱいに具沢山のみそ汁を作って、3日ぐらいかけて食べるのが
ここのところの定番だけれど、そのみそ汁を作る傍らで
大根と柚の漬け物、大根の皮できんぴら
大根の葉とイカゲソ炒め、人参葉でおひたし。
無農薬の野菜は皮や葉まで余すところなく使いたいし
なにしろすこぶるおいしい。
一人で食べるのはもったいないので
今日来られたお客さんと一緒に昼食でいただいた。
土鍋で炊きたてご飯とみそ汁とおばんざい。なかなか豪華だ。
ラッキーだったね、Yさん。

20081216_lunch.jpg


私が一番無心になれるのは
料理している時だなぁと思う。
次にお酒飲んでる時。


日本酒の会、実にいい集いです。
また行こうと思います。
山岡さん、よろしくお願いしますー。

Category : お酒のこと
Posted by チエ on  | 0 comments 

小料理屋のバイト

週に一度、高槻の小料理屋でバイトをしている。

昔から、居酒屋で働いてみたいと思っていた。
自分が客として行きたいと思える、おいしい店がいいと思っていたが
一応本業もあるので、週に3日以上入らなければいけないとなると厳しい。
そんな都合のいい条件で仕事させてもらえる店はなく
本気で探す気もないので、できたらいいなぁという淡い夢だった。

けれども、去年の4月。
たまたま、初めて入った店が雰囲気もよく、出てくる料理もおいしくて
日本酒が豊富に取り揃えられていて
「いい店だなぁ」と思ったら、壁に「週一日バイト募集」と書いてあった。
私にとっても都合のよい店が、こんなところにあったのだ。

その店の味は、ポテトサラダと卵焼きにある
と思っているのだが、この店のそれらは実に見事。
毎日食べてもきっと飽きない。

一年半以上経つが、週に一度
いつもと違う時間を過ごさせてもらっている。
料理のことも、お客さんから聞く話も勉強になる。
そして、仕事の最後にいただくお酒がまた格別。

お酒はその前から好きだと思っていたけれど
ここで飲ませていただくようになって
本当においしいお酒を知った。
うんちくを語れるほどの知識は得ていないが
オススメは?と聞かれたら、私の中で迷わず出せるお酒がわかってきた。
とにかく、おいしく飲めたらいいと思う。
日本酒はあまり・・・と思ってらっしゃる人も
ここで試していただければ、きっとまた見方が変わるんじゃないかと思う。


私には、「マッサージサロンを持ちたい!」
とか「小料理屋がしたい!」
という気持ちがまるでない。

けれども、まぁ、なんかそういう楽しくておいしくて気持ちいいこと
が全部揃ったような場がいつか持てるといいなぁと思っている。


毎週火曜日に入っています。
よかったらどうぞ遊びにいらしてください。
ぐるなびでの案内


これからお酒についてもちょこちょこ書いていこうと思っています。


Category : お酒のこと
Posted by チエ on  | 0 comments 
このカテゴリーに該当する記事はありません。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。